KNB*E 配信関連業務
 コロナ禍以降急速に広まったオンライン配信。 従来なら人を集めて行っていた説明会や講演会が、これまでのやり方では開催できない状況に対応するひとつの方法としてオンラインライブ配信や収録動画配信は有効な手段の一つとして定着してきました。

 KNB*Eではこれまで培ってきた放送映像制作のノウハウや機材を活かしつつ、ニーズに合わせてリーズナブルに配信を実現します。

 イベントごとに会場などの環境、主催者のニーズ、主催者との役割分担は千差万別で、全く同じ構成のイベントは無いといってもいいでしょう。 このため、KNB*Eでは単純なカメラ台数やスタッフ人数、時間での価格設定はしていません。個別にお話を伺い、最適な実施方法とお見積りをご提案します。もちろんご相談・見積は無料です。

 どこから、何からやればいいのかわからないという方も、イベント企画段階からサポートさせていただきます。お気軽にお問い合わせください。

講演会/講習会/説明会 基本パターン

  • カメラ2台と説明用PCの画面の3画面を切り替えて配信します。
    • 1台目のカメラは舞台全景が映る場所に固定配置します。基本的に配信実施中は操作しません。
      • 通常のホールの場合、客席内設置となります。その分客席を占有しますのでご了承ください。
      • カメラまで長尺のHDMIケーブル及び電源ケーブルを敷設します。配信操作席からケーブル長で最大30mの範囲で設置場所を検討します。
    • 2台目のカメラは配信の操作を行う場所に設置し、適宜操作する半固定カメラです。登壇者のアップなどに使用しますが、配信操作場所によってはうまく使用できない場合があります。
    • 登壇者や司会者が使用するプレゼンテーション等の画面を、当社機材で分配し会場プロジェクタ等に投影するとともに配信の素材として直接使用します。会場のプロジェクタ投影を間接的に撮影するより確実にきれいな映像とすることができます。
      • この際、マウスポインタは配信画面に含まれますが、レーザーポインタは配信画面には反映されないことにご留意ください。
      • 接続切り替え時の不具合等を回避するため、事前に主催者側でご準備頂いた1台のPCにすべての投影コンテンツをまとめて置いて順次使用する方法を強くお勧めします。
    • カメラ機材はご予算に合わせてハンディカムから放送用まで柔軟に対応します。また、最大カメラ6台構成まで自社機材で対応します。6台を超える場合にはレンタル機材で対応し、最大10台まで対応可能です。
  • 音声は会場の音響装置(PA)から分配していただく形を基本とします。
    • 会場にPA設備が無い場合、当社でPA一式を担当させていただく事もできます
      (オプション:\90,000から)。
  • インターネット接続は会場のものを使用させていただく事を基本とします。
    • 有線でのインターネット接続が必要です。通常の一般向けWi-Fiサービスでは、配信(上り)用途では十分な速度を確保できない、途切れることがあるなどの理由で避けるべきです。
    • 会場にインターネット接続が無い場合、複数の携帯電話回線を束ねて使用する配信用途のルーターを当社で手配することもできます。
    • YouTube等の動画配信サイトは、基本的に主催者保有のものを使用させていただきます。この際、事前に当社機器の接続の確認等の作業が必要です。
    • イベント専用など動画配信サイトを新設する際のサポートも可能です。
  • 事前にロゴやイベントデザイン等をご支給いただき、タイトル、サイドスーパー、看板等を作成し使用します。
    • 合わせて数枚の範囲であれば基本的な料金範囲内で行いますが、枚数が多い場合にはご相談等させて頂きます。
    • PC画面(PPT)にはサイドスーパーは載らない様設定します。
    • 別途作成された動画を事前に準備し、いわゆるインサートビデオとして配信することもできます。
  • 必要に応じて舞台運営・イベント運営等も承ります。お気軽にお問い合わせください。

配信動画の編集

  • YouTubeなどの動画配信サイトでライブ配信を行った場合、事前の設定があればライブ配信終了後に自動的にアーカイブ化して公開されます。
    • アーカイブ動画はそのままでは開始前や休憩時間も含めそのままになります。
    • 一定時間経過後簡単なカット編集を行うことができますが、その反映まで数時間から1日程度かかります。
    • アーカイブ動画はライブ配信用の上りネットワークに影響を受けるため、必ずしも意図した画質になるとは限りません。
  • そこで、配信後に必要な編集を行った動画をアーカイブ動画と入れ替えることでクオリティを確保するという手法をとることができます。
    • 配信した内容をそのまま配信用PCで収録します。この動画はスーパーや音声などが含まれる完成形で、配信サイトにおけるアーカイブ動画と内容は同じですが配信用ネットワークや配信用圧縮の影響を受けない高質なものです。これが編集の基礎部分になります。
    • 各カメラでも全時間帯において録画を行います。また、プレゼンテーションデータも入手します。
    • 配信PC収録動画をベースに、主に不要部分の削除を中心とした編集を行います。この時欠損部分の保管等に各カメラの収録、プレゼンテーションデータを使用します。
  • 複数の登壇者が順に登壇するとき、一部の登壇者がライブ配信はいいがアーカイブ配信は不可という場合があります。このような場合自動的に作成されるアーカイブ動画の配信は行わない設定とし、編集で当該登壇者について対応したものを公開することで対応できます。

ZOOM/Teamsなどの会議にも対応

  • Zoom/Teamsなどを利用したリモート会議形式配信 2つの方法
    • ZoomやTeamsなどの会議ツールを利用して配信を行う場合、2つの方法が考えられます。
      1. 会議ツールに直接視聴者に参加してもらう
      2. 会議ツール画面をYouTube等で配信
    • それぞれメリットとデメリットがあります。
    • 会議ツールの設定や操作は基本的に主催者側で行っていただく事を想定していますが、ご要望があれば対応も可能です。
  • 会議ツールに直接視聴者に参加してもらう方法
    • 会議ツールのウェビナー/ライブイベントの実施可能なアカウントを保有している場合、とても有効な方法です。
    • リアル会場の司会者と登壇者を会議システムの1アカウント(通常主催者)として扱います。
    • この時、司会者と登壇者のカメラ、プレゼンPC画面及び音声を素材として映像と音声と制作し、スイッチャ経由で会議システムにお渡します。
    • リモートでの登壇者は、会議ツールの参加者(発表者)として参加して頂き、発表の間スポットライト設定をします。
    • ウェビナー/ライブイベントの実施可能なアカウントを保有していない場合、通常の会議での実施となります。
    • 通常の会議の場合、参加者が増えるとカメラ/マイクのオフの要請や、個別入室許可などの操作が増えるため煩雑になりますが、実施は可能です。
    • 会場でのモニタには、会議主催者PCの画面と音声を出力するか、いち参加者としてのPCをご用意いただきその画面と会議主催者PCの音声を出力します。(参加者PCの音声を会場に出力するとハウリングします)
    • リモート登壇者には名前やサイドスーパーをかけることはできません。
    • 記録は会議ツールの録画機能で行います。通常あまり高画質ではありません。
  • 会議ツール画面をYouTube等で配信
    • 会議ツールのウェビナー/ライブイベントの実施可能なアカウントが無く、視聴者が100人を超える場合にお勧めします。
    • リアル会場の司会者と登壇者、を会議システムの1アカウントとして扱います。
    • この時、司会者と登壇者のカメラ、プレゼンPC画面及び音声、会議システムに参加しているリモート登壇者を素材として映像と音声を制作し、スイッチャ経由YouTubeなどの配信システムに配信します。
    • 会議システムへの参加者は主催者とリモート登壇者だけなので、通常の会議でできます。
    • 視聴者はYouToube等で配信を参照します。この際、実際の内容から最大30秒程度の遅れが発生します。
    • また、YouToube等視聴の場合視聴数は把握できますが、だれが視聴しているかは判別できません。
    • 会場でのモニタには、会議主催者PCの画面と音声を出力します。(YouTube配信音声を会場に出力するとハウリングします)
    • リモート登壇者画面にも名前やサイドスーパーをかけることができます。また、使用ツールによっては不要部分を隠す装飾も可能です。
    • YouTube等への送信内容を高画質で記録することができます。同時にYouToubeでもアーカイブされますが画質は高くありません。

ほかにも様々な配信/収録に対応します

  • 複数カメラを活かした配信/収録
    • 料理や工作などの手元映像が重要な場合、複数カメラ利用のメリットを活かし、作業者の真上に設置したカメラや、手元のごく近い所に設置したカメラなどの映像を切り替えて使用することができます。
    • ライブ配信に限らず、簡易な収録としてもご利用いただけます。
  • 放送・映像制作機器の活用
    • 電源や映像・音声の伝送に制限がある場所でも、放送・映像機器類の活用で実現できる可能性があります。
    • いままであきらめていた場所・施設での配信・収録についてもぜひ一度お問い合わせください。
  • 会場の斡旋・手配
    • ライブ配信を実施する会場の斡旋や手配も行います。

      当社斡旋・手配可能な会場での、4名のパネルディスカッションの様子

さらに拡張!プログラムを作って対応します

  • 基本的な配信システムでは困難な操作を実現
    • 基本的な 配信システムでは実現が難しい、あるいは品質を確保できないような操作を、外部にプログラムを作成することで実現します。
  • 例(1) 百人を超える競技会
    • 約110人の出場者が順に行う競技で、すべての方に所属と氏名のスーパーを入れたい、というニーズ。
    • OBSで力業で110人分の名前を登録することは可能です。でも、基本的に再入力となりその手間は大きくかつ品質も下がってしまいます。
    • そこで、主催者作成の出場者データを参照し、その中のお一人を一覧から選ぶことで自動的に名前スーパーを生成するプログラムを作成しました。
    • これにより、再入力による文字の間違いをゼロにするとともに、現場でのオペレーションを最小化することでニーズを満たした安定した配信を実現しました。
  • 例(2)ゴルフ大会ライブ成績等表示
    • ゴルフ大会のライブは「誰」「どこ」「現在の成績」が重要。
    • そこで、全出場選手の所属と氏名、組み合わせを事前に主催者データで作成。カートで入力されるスコアデータを半リアルタイムで取り込み、この選手データと組み合わせてスーパー自動生成するプログラムを作成しました。
    • 生成するスーパーは「リーダーボード(複数ページ)」「パーティ各人情報」「個人成績」の3種類。
  • 例(3)リプレイ
    • OBSにはゲーム配信の振り返りなどの用途のためにリプレイ機能があります。しかしスポーツのリプレイなどに適用するには操作が煩雑で不適でした。
    • そこで、この操作の一部を自動化するプログラムを開発し、OBSのホットキー、マクロと組み合わせることで、録画開始・録画終了・再生の3操作を各1キーでできるようにしました。また、直近の録画以外にも過去分の録画を選択してリプレイすることもできます。
    • このプログラムは有償で同業他社への貸出も可能です。詳細はお問い合わせください。(Windows10以上64bitのみ。Mac非対応)
  • お気軽にご相談ください
    • ご依頼の内容を実現するために、培ってきた実績とアイディアで対応させていただきます。
    • プログラム作成は個別対応で、費用・期間等について一緒に相談しながら進めさせていただきます。